「興行中止保険」とは？

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は『「興行中止保険」とは？』についてお話したいと思います。

令和元年10月22日（祝）

今日は天皇陛下が、内外に即位を宣言する「即位の礼」が執り行われる日ですね。

当初予定されていた祝賀パレード「祝賀御列（おんれつ）の儀」は、先の台風19号による影響などから、11月10日に延期がされました。

結果論ですが、今日はとても寒く、午前中は雨もかなり降っていますからお天気のことだけで言えば良かったのかもしれません。

さて、その台風19号により中止されたものとして記憶に新しいのが、現在決勝トーナメントが行われている「ラグビーワールドカップ」。「ニュージーランド対イタリア」「イングランド対フランス」の2試合が中止となりました。

こちら、10月8日付けの日本経済新聞です。

ということで、一般の方にはあまり馴染みがないとおもしますが、実はこのような保険があるんです。

恐らく、「東京海上日動」「三井住友海上」「あいおいニッセイ同和」「損保ジャパン日本興亜」の損保メガ4社と、その他の一部で取扱っているはずです。

今回は「三井住友海上」の資料を見てみましょう。

興行中止保険

いかがですか？

この保険はイベント毎にリスクを評価し保険料の算出がされるのが一般的な保険との大きな違いで、イベント規模が大きくなればばるほど保険料は高くなります。

さすがに、今回の「祝賀パレード」についてはこのような保険に加入はしていないと思いますが、有名アーティストなどの大きなコンサートや、来場者の多い興行（催事）にはたいていこの「興行中止保険」は掛けられ、これと合わせてイベント責任者の安全管理が不十分だったために来場者がケガをしてしまった場合などを補償する保険「施設賠償保険」や、開催中のイベントで運営スタッフやアルバイトの人が事故によりケガをした場合の、入院・手術・通院、死亡や後遺障害などを補償する「傷害保険」などにも加入している場合も多くあります。

台風19号により中止となった、矢沢永吉さんの日比谷野外音楽堂のライブも、このような保険は加入してるはずです。