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賃貸の火災保険は加入必須?自分で安い保険会社を探して加入しても良い?

公開日: : 時事ネタ, 保険商品(損保)

皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。

今日は『賃貸の火災保険は加入必須?自分で安い保険会社を探して加入しても良い?』についてお話したいと思います。

 

3月13日付け「日経新聞」からです。

 

 

賃貸アパートや賃貸マンションを契約する際、必ずと言っていいほど火災保険に加入しているはずです。これは法律などで加入が義務付けられているというわけではありませんが、業者や家主の間で加入を強制的に行っているところがほとんどで、加入を拒否することはできますが、断われば契約自体を断られてしまう場合が多く、加入はほぼ必須と言えます。

そしてこの火災保険、きちんと説明する業者もあれば、何の説明もなく当たり前のように加入させられている場合など状況は様々のようです。

「あまりちゃんと聞いてなかったなぁ」とか、「そもそもどんな内容のものに加入させられたんだ?」なんて方はこの機会に確認して下さい。

 

では、一般的に加入している補償内容は何か?についてですが


①家財
②借家人賠償責任
③個人賠償責任

という3つの補償です。

それぞれ少し詳しく説明すると

 

①家財

家財補償とは火災などで自分の部屋の中の家具や家電、貴重品などが燃えてしまった場合に、その価値と同等の金額を補償してくれるというものです。火災の他にも落雷や水害、窃盗などにも対応してくれるものがほとんで、自分のために必要な補償です。もし、燃えてしまったとしても新しい家具や家電を改に買いそろえるぐらいの資金があったら、入らなくても良い保険ですが、②の「借家人賠償責任」と③の「個人賠償責任補償」を加入するためには、少額でも入らなくてはいけません。金額は自分で設定できるので、「家具や家電は自分で買えます」という方は、最も低い補償金額にしておけばOKです。

 

②借家人賠償責任

借家人賠償責任補償とは、火災によって大家さんに対して賠償責任が生じてしまった時に必要となる補償です。火災を起こしてしまって自室を修理しなければならなくなった場合や、共用部分などを焼失してしまった場合などの修繕を補償するものです。

簡単に言うと、火事や破裂・爆発、水濡れ、盗難事故などにより、部屋に損傷を与えてしまったら「部屋を貸した時の状態にして返してね」ということ。

もし、借主の不注意で火事でも起こしてしまい部屋が燃えてしまった際に「貸した時の状態に戻して」となると、その費用は数百万円〜数千万円になる場合がありますが、この費用を借主が「払えません」ってことの無いよう、貸主(大家さん)は強制的に「借家人賠償責任」の補償に加入してもらうわけです。

借家人賠償責任の保険料は、借りる部屋の面積等で変わり、広くなるほど保険料は高くなります。

 

③個人賠償責任

個人賠償責任補償とは、第三者へ賠償責任が生じてしまった時に必要となる補償です。例えば、自室から出火して近隣まで延焼してしまった場合の補償や、漏水などで階下を濡らしてしまった場合などの修繕費を補償してくれます。

以前は、この保険を単品で販売している保険会社もありましたが、現在は恐らく火災保険や自動車保険などの特約で加入となります。クレジットカードにも付いている場合もありますから、加入が重複しないように気をつけましょう。

今話題になっている、自転車事故などもこの補償でカバーしてくいるので、この補償は必ず付けておくことをオススメします。

 

以上、賃貸物件の火災保険に付いている補償は主にこの3つ。この3つの補償の組合わせと、建物の構造で保険料が変わってきます。

マンションのような鉄筋コンクリートの建物は安く、木造が高くなりますが、最近では建物の構造を問わず一律にしているものもあります。

半ば強制のこの「火災保険」、大家さん(貸主)が借主の人に加入してもらいたいのは②借家人賠償責任の部分のみで、実は①家財、③個人賠償責任は、どうでもいいって言えばどうでも良いんです。そりゃそうです、自分の持ち物(部屋)を貸して、損害を与えられた際の部分は補償してもらわないと困りますが、部屋を借りてる人の家財や個人的な賠償は責任ありませんからね。賃貸を契約する際に強制的に加入させられている火災保険はこの補償の部分のためなんです。

 

ですから、火災保険を安くするためには、

 

①家財の補償額をできるだけ少なくし、

②借家人賠償責の保険料が安い保険会社を選ぶこと

 

になります。

私の持っている知識と経験では

 

損保ジャパン日本興亜損保

 

が安かったですね。

賃貸マンションで、家財を50〜100万円(これが高いか安いかは別として)くらいに設定し、借家人賠償責任を1,000万円、個人賠償責任1億円というとても一般的なケースだと

 

2年間の保険料は4,000〜5,000円程度です

(破汚損付き、水災は除く)

 

恐らく多くの方は、2年間で1〜2万円程度支払っている

 

と思いますが、これは家財が300〜500万円以上で設定していることや、借家人賠償の保険料が損保ジャパンよりも割高なのが要因だと思います。

 

でも、火災保険って自分で選べるの?指定できるの?

という疑問・質問がありますが、答えは

 

ほとんどの場合「YES」

 

賃貸契約の際に

「火災保険は、親戚(知り合い)が保険代理店やっているのでそこで加入しても大丈夫ですか?」

とでも言っておけば、中には指定の保険会社ではいけないこともあるようですが、ほとんどの場合で「では加入後にそのコピーを下さい」と、OKしてくれるはずです。

 

賃貸に長く住んでいれば、この保険料の差は”チリツモ”になりますから、加入の際は比較してご自身で選ぶことをオススメします。

生命保険も損害保険も幅広く知識と経験を持った、良い保険屋さんを味方につけて下さいね。

 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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