「今の生保経営は美しない@金融庁」”美しい生保経営”ってなに?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日は『「今の生保経営は美しない@金融庁」”美しい生保経営”ってなに?』についてお話したいと思います。
3月16日付け「日経新聞」からです。
このブログを御覧の皆さんはご存知の通り、2月いっぱいで「節税保険」は販売停止となっています。
*【緊急】てぇへんだ、てぇへんだ、販売停止だ!!『生保、「節税保険」販売停止 国税が課税見直し方針 』
*もはや”終戦記念日”!?「節税保険 販売停止」を受け各社の動き
*「節税保険」駆込み需要がハンパない
*今までで最もノンビリした3月@「節税保険」販売停止による影響と今後
*なに言ってんだ今さら。。。@金融庁長官、節税保険に走った生保トップに苦言
*「節税保険」駆込み契約最終日、過去最高の入金額!?
*そんなことも説明しないで販売しているセールスってどんだけいるんだ?@経営者向け節税保険、効果は…「納税の先延ばし」 2月28日〈日経新聞〉
詳しくはこれまでのブログを参考にして頂くとして、販売停止理由を極めて端的に言うと
保険本来の目的ではなく”節税”を目的とした販売をし過ぎ
だったことです。
でもって、これを
経営のあり方として美しくない
と金融庁は言っておられるわけですが、
生命保険会社の美しい経営ってなによ?
って思うんです。
そもそも”おカミ”が定めたルールに則り、一部の保険商品が経費(損金)化できたり、さらにその中で解約返戻金が多くなったりする商品を、各社は他社より少しでも良いものをと開発し、世に提供しているわけですから「競争原理」が働くのは当たり前のことで、決して”おカミ”のルールから外れたものを開発して販売してるわけじゃないですからねぇ。。。さらに言えば、金融庁はこれらの商品を販売開始前に審査をした上で販売許可を出しているのですから、、、理解に苦しみます。
保険本来の”保障を売る”のが、「生命保険会社の美しい経営」とでも言いたいのであれば、保険商品が貯蓄性を持ち、支払った金額よりも多く戻ってくるような保険すらも”美しくない”ってことにもなり得ちゃう気がするんですよね。「保険本来の姿にしては貯蓄性が高過ぎる!」とかなんとかになっちゃいますから。
国税のホンネとしては、本来取れたであろう法人税を「節税保険」により先送り(繰延べ)されることが、カンに障っているわけで、本来の保険の本質がどうとか、売り方がどうとかは結局のところ”こじつけ”の理由なんだろうと思います。
個人的には「そのやり方の方がよっぽど美しくない」って気がしてなりません。
国が民間企業に”経営の美しさ”までも意見するって、、、どうなんでしょうね
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