相談事例(36歳 女性 シングルマザー):学資保険代わりにマニュライフ生命「こだわり個人年金」に加入しました。2年経過していますが解約をした方が良いですか?
公開日:
:
最終更新日:2019/06/19
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
学資資金を目的に「こだわり個人年金」に加入しているシングルマザーの方からです。
(ご質問者からの質問はこちらで概ね修正していませんので、誤字脱字もそのまま表記しています)
【質問】
初めまして。離婚をする前に学資保険のようになるものはないかと相談したところ、マニュライフ生命のこだわり個人年金を進められ、加入しました。離婚後に、保険等もいろいろと見直しをしていく中で、こちらのブログを拝見いたしました。2年が経過していますが、やはり解約をした方がいいでしょうか。子どもは3歳です。
【回答】
まず、母子家庭(シングルマザー)のご家庭には下記のような各種手当金や公的制度がありますので、”もらいそびれ”などないようにご参考にして下さい。.
*母子家庭(シングルマザー)が受けられる手当と制度
では頂いたご質問への回答です。
学資保険のようになるものはないかと相談したところ、マニュライフ生命のこだわり個人年金を進められ、加入しました。2年が経過していますが、やはり解約をした方がいいでしょうか。子どもは3歳です。
加入されているご契約の詳細がわかりませんが、学資資金を目的としてお子さんが1歳くらいで加入されているのであれば、15年前後に貯まったお金を学資費用に充てるような提案だったかと思います。
それを踏まえ、今回は下記を仮定して説明しますが、〇〇さんの契約も同じような方法で計算してみて下さい。
【前提:35歳女性 50歳満期 月払200USD】
〜〜仮にこのまま15年継続し、積立利率がずっと3%程度だった場合〜〜
・積立総額:200USD×12ヶ月×15年=36,000USD
・15年後の解約返戻金額:約41,400USD(115%で計算)
・利益になっている金額:41,400USD−36,000USD=5,400USD
(最低保証利率1.5%で推移した場合だと元本割れの可能性もあります)
〜〜仮に「こだわり個人年金(月払200USD)」を2年目で解約し(積立利率3%程度)、元本確保型年金プラン(15年満期)で積立た場合〜〜
・こだわり個人年金の損失額:積立累計額(200USD×2年×12ヶ月)ー解約返戻金額(2,300USD)=▲2,500USD
・元本確保型年金プラン(15年満期)積立総額:200USD×12ヶ月×15年=36,000USD
・15年後の最低保証金額:50,400SD(140%)
・利益になっている金額:50,400USD−36,000USD=14,400USD
・トータルで利益になっている金額:14,400USD−2,500USD(こだわり個人年金の損失額)=11,900USD
このように計算すると、どちらがより効率的にお金を殖やすことが出来ているのかがわかります。
上記の計算では「こだわり個人年金」を契約から丸2年後に解約し、「元本確保型年金プラン(15年満期)」に代えたしても、利益になる金額は約2倍以上です。このことから、出来るだけ早く解約するのが最も損をしない方法と言えます。
ただし、これから改めて15年積立るとすると、お子さんが18歳になりますので、もしかしたら高校卒業(大学入学)のタイミングに合っていない可能性もあります。生年月日がわかればそちらは確認させて頂きます。
また、母子家庭のご家庭でされば、〇〇さんの死亡保障も合わせて必要だと思いますので「育英年金付学資保険」のようなイメージの「定期特約付満期確定保険」も選択肢としては良いかと思います。
例えば、お子さんが大学入学までの一定期間は死亡保障を準備しながら、大学進学時には満期金を確実に受取ります。
終身保険などのほとんどの保険は、被保険者が死亡してしまうと死亡保険金や給付金が支払われて保険契約は終了してしまいますし、途中で解約をすれば契約当初の保障は小さく、または無くなってしましますが、この保険では死亡保障は死亡保障として確定した金額を、満期金は満期金で満期時期と金額を確実に受け取れるのが特長です。
*日本にはない仕組みの新しい海外の保険「定期特約付 満期確定保険(って言う感じかな)」
日本語資料などもございますので、ご希望の場合はまたいつでもご連絡下さい。
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