日本にはない仕組みの新しい海外の保険「定期特約付 満期確定保険（って言う感じかな）」

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は『定期約付満期確定保険（って言うのかな）』についてお話しようと思います。

この保険の資料を最初に見た時は「ん！？？」って思いました。なぜかと言えば、このような保険は私の知る限り日本にはないように思います（どなたか知っていればお知らせ下さい）。ですから、この保険のネーミングに苦労しました。

仕組みとして最も近いものでは「育英年金付学資保険」です。「育英年金付学資保険」の場合、契約期間中に親が亡くなると、育英年金と呼ばれる「死亡保険金」が支払われ、その後の保険料は免除された上で、契約当初の約束通りお祝金や満期金が受取れます。

次に近いものは「定期特約付養老保険」や「養老保険」になるのですが、いずれの「養老保険」も被保険者が死亡した場合は死亡保険金が支払われて保険契約は終了します。しかし、この保険の場合は被保険者死亡の際は、遺族へ死亡保険金が支払われた上で、契約当初に約束した満期時まで契約は継続し、満期金が支払われます。

なので、もし名前をつけるとすれば「定期特約付満期確定保険」みたいな感じになるのかなと。。。

では、図でわかりやすくご説明します。

設定プラン

給付イメージ

まずは何年目を満期にするかを設定します。

で、次はいくら支払うのか、一括で支払うのか何年かに掛けて支払うのかを決めます（満期金を元に決めることもできます）。

上のプラン例だと、20年目を満期に20年払いと決めたので、年払保険料が4848USDになったわけでですね。

で、、、

ケース１）

満期までの期間中に被保険者が病気で亡くなると

死亡保険金（確定満期金の5％）が死亡保険金受取人に支払われ、定期特約が付いていればそれも加算され支払われます。その後の保険料の支払は免除され、20年目の満期時に満期確定金が満期保険金受取人に支払われます。

（ちなみに養老保険だと、この満期金と同額の死亡保険金が死亡保険金受取人に支払われて契約は終了します）

ケース２）

満期までの期間中に被保険者が不慮の事故でで亡くなると

死亡保険金（満期確定金の5％）と災害死亡保険金（満期確定金の100％、つまり同額）が死亡保険金受取人に支払われ、定期特約が付いていればそれも加算され支払われます。その後の保険料の支払は免除され、20年目の満期時に満期確定金が満期保険金受取人に支払われます。

上記の図の例がこれです。

保険料は「一括払」「年払」「半年払」「月払」での支払が可能で、一括払は23,130USD～、5年払は毎月420USD～、10年以上で毎月200USD～

が、おおよその最低保険料の目安です（年齢や契約期間によって多少変わります）。

契約年齢は

・一括払           ：18歳～70歳（満期80歳まで）

・5年払            ：18歳～60歳（満期80歳まで）

・10年～35年払：18歳～55歳（満期65歳まで）

です。

【30歳男性】満期別・支払方法別　返戻率（契約期間中に被保険者が死亡しなかった場合）

＊満期返戻率は現行の利率で推移した場合の返戻率

「海外終身保険」「海外個人年金」「海外養老保険」と、この保険のポイントを比較

「海外終身保険」

主な目的はは「死亡保険金の準備」です。一方で、解約返戻金も貯まるので、ある時期に解約して解約返戻金を「老後資金」や「学資資金」として利用することも可能です。ただし、解約する金額に応じて死亡保険金も少なくなります。

「海外個人年金」「海外養老保険」

両方とも主な目的は、ある一定の期間まで「お金を殖やすこと」です。ですから死亡保障はほとんど付いていません。おおよそ払込相当額が死亡保険金になります。その分、返戻率が高くなるような（お金がより殖えるような）制度設計になっています。「何年後にいくら」という計画的な資金作りに向いています。

「定期特約付満期確定保険」

イメージとしてはやはり「育英年金付学資保険」です。満期までのある一定の期間の死亡保障を準備しながら、満期金を確実に受取ります。

「育英年金付学資保険」との設計上の大きな違いは、学資保険では最長でもせいぜい22年満期だと思いますが、この保険ではそれよりも長い期間を設定できることや契約者年齢の幅が広いといったところです。

設計上以外では「返戻率」です。「育英年金付学資保険」の満期時の返戻率は100％以下（つまり元本割れ）になることも多いのですが、この保険で「育英年金」程度の定期特約（死亡保障）を付けた場合であれば、最低保証でも満期金が100％を下回ることはありません（定期特約の金額によっては100％を下回ります）。他の海外保険同様に「殖やす」ことにおいては国内の保険に比べると大きなアドバンテージがあるわけです。

終身保険などのほとんどの保険は、被保険者が死亡してしまうと死亡保険金や給付金が支払われて保険契約は終了してしまいますし、途中で解約をすれば契約当初の保障は小さく、または無くなってしましますが、この保険では死亡保障は死亡保障として確定した金額を、満期金は満期金で満期時に確定した金額を確実に受け取れるのが特長です。

いかがでしたか？

もしわからないことや、興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。日本語資料も用意しています。

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