12月は「一時払保険商品」の積立利率が意図的に高くなるという戦略
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裏話
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日は『12月は「一時払商品保険」の積立利率が意図的に高くなるという戦略』についてお話したいと思います。
会社勤めのような方でしたら、既にボーナスも支給されているかと思いますが、皆さんいかがですか?年末のボーナスは”イイ感じ”だったでしょうか?
さて、このボーナスですが、すぐに使う必要のない余剰資金に関しては金利を付けてなるべく殖やしておきたいですよね?そんな場合例えば3%の金利の元、その100万円を毎月1万円づつ取崩しながら積立てるよりも、一括で100万円を預けた方が100万円に対してすぐに3%の金利が付きますから、ある程度まとまった資金がある場合は一括で支払ったほうが効率的にお金が殖やせます。この、保険料を一括で支払う商品のことを「一時払保険商品」と呼んでいます。
この「一時払保険商品」の中で、1ヶ月の前半(1日〜15日)と後半(16日〜末日)で預入時の金利(正確には利率)が変動するものが多くあります。この時の利率は、10年とか15年といった契約時の期間は保証されている利率です。銀行の定期預金の金利のようなイメージと言ったらわかりやすいですね。5年満期の定期預金に預けると、預入時の金利が5年間適用され満期まで運用されます。
実は、その「一時払保険商品」は、12月の預入金利が高くなる傾向にあります。
例としてメットライフ生命「サニーガーデンEX」の米ドル建積立利率の推移を発売開始の2015年〜2018年現在までで見てみましょう。
*「三世代リレープラン」による資産形成@メットライフ生命の「サニーガーデンEX」とは?
左の縦が2015年で、一番右縦が2018年の利率です。
その年の最も利率の高かったところを赤字と緑の帯にしています。2番目に高かったところが青の帯、3番目が黄色です。
どうですか?見事に11月後半から12月に集中しているがわかりますよね?
さて、いったい何故でしょう?
この保険は米ドル建で、そのほとんどを米国債券で運用しています。つまりアメリカの金利に左右されるということです。
では、11月・12月に米ドル債券金利が上昇したから、この保険の利率も高くなったのでしょうか?
お察しの通り、、、違います。
ボーナスや退職金などのまとまったお金が支給されるタイミングで意図的に利率を高くしています。
つまり
3,6,12月あたりは利率が高くなる傾向がある
んです。
一方で、海外の保険ではどうかと言うと。。。
そのような傾向はないです。
そう聞くと、11,12月あたりは日本の保険の方が有利?って思うかもしれませんが、この時期の少し高い利率の日本の商品と比較してもやはり、海外の商品の方がより利回りは高いですね。
海外の最も保守的なもので金利3.5%、5年で116〜118%程度まで殖やすことが出来ます。
*利率UP!【元本確保・預入5年・固定金利3.5%】5年定期預金のイメージです
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