保険ショップ規制案発表「手数料の報告義務化」
公開日:
:
最終更新日:2017/02/04
裏話
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日はちょっと寄り道をして2月19日(木)の日経新聞の記事についてお話しようと思います。
日経新聞(5面)に保険ショップ規制案発表「手数料の報告義務化」とありました。
ご覧になったかたもいらっしゃると思いますが、簡単に記事の内容を記載しますと「金融庁は複数の保険商品を扱う保険ショップ(乗合代理店)に対し、2016年5月末に改正保険業法を実施する」との販売規制案を発表しました。
これは、保険ショップ(乗合代理店)がこれまで手数料の開示義務がないため、中立を装って代理店手数料の多い保険を勧めているとの指摘によるものです。これにより15社以上の保険会社の商品を扱っているか受取手数料が10億円超の保険ショップ(乗合代理店)は販売で得た手数料や契約件数を各保険会社の商品ごとに記載した報告書の提出や、来店した顧客に保険料や保障内容を比較することを明記するなどが義務化されます。
と、あくまでも金融庁に報告であって、お客さんには手数料を開示する義務はありません。
実はイギリスやオーストラリアでは手数料を記した書面をお客様に開示し署名をいただかないと契約が成立しないことになっています。
しかしながら、イギリスでは手数料開示が決まった段階で代理店の受取る手数料の型をL字型(初年度の手数料が多く、2年目以降少なくなる型)からフラット型(1年目もそれ以降も同じ手数料)に変更したようで、開示する必要が初年度手数料のみだと、いたちごっこだったりします。
保険業界がこんなことになったのも、一部?大部分?の保険セールスが「お客様の立場に立ったコンサルティング」などと謳いながら実は「自分の懐に合ったコンサルティング」だったことに他なりません。いずれにしても中立公平なコンサルティングを提供するのは、それに携わる者が高い倫理観を持ち続けるしかないと思います。保険という商品は必要不可欠な商品です。皆さんも保険加入の際には商品自体の“良し悪し”は勿論のこと、セールスパーソンの“善し悪し”もぜひ判断の基準にされてはと思います。
関連記事
-
ホントに安いのか?ライフネット生命CM「ライフネットイングリッシュ 突撃お宅訪問」
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は『ライフネット生命CM「ライフネットイングリッシ
-
あなたの申込んだ「保険無料相談」の情報は◯◯万円で買われている〜だから保険を売りつけられる
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は「あなたの申込んだ保険相無料談の情報は◯◯万円で
-
今後、成績優秀者の「海外表彰・研修」は減る(というより無くなる)
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は「成績優秀者の海外表彰(研修)」ついてお話しよう
-
「健康経営」とは?経営者の皆さん、良い人材を確保するには「健康経営」が必要らしいです
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日は『「健康経営」とは?良い人材を確保するには「健
-
保険屋さんのカレンダー配り
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は「保険屋さんのカレンダー配り」についてお話しよう
-
熊本から大阪へ〜オンラインも対面もどちらでも面談できるようにするには〜
皆さんこんにちは、保険アドバイザーの野村です。先週は熊本で今週は大阪に来てます!商売繁盛させたいなら
-
「米ドル建」と「円建」終身保険どっちが得?①【月払2万円で比較してみる】
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。先日、「外貨建の保険を案内するセールスは20%くらい
-
「解約」「トラブル」「クレーム」の対処ほどより迅速に、丁寧に
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。 「解約」「トラブル」「クレーム」の対処ほど
-
「生保」と「損保」セールスするならどっちが”オイシイ”か?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日は『「生保」と「損保」セールスするならどっちが”
-
「定期特約付終身保険」を解約し、新契約を見直すテクニック
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は、当時私が行っていたセールス手法をお話します。前
- PREV
- 「終身保険」とは?
- NEXT
- 「定期特約付終身保険」とは?