相談事例:とりあえず40-50歳で1%でも利益を感じられるような運用をして安心を得たいのが理想(30歳 男性)
公開日:
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最終更新日:2017/11/14
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
少しでも良いので安心して殖やしたいとお考えの方ですが、多いに越したことはありませんね。
【質問】
30歳独身男性です。
貯蓄型保険についてご相談となります。
家計の総合相談センターというFPに、貯金残高の運用について相談したところ、マニュライフの三大疾病保証終身保険・ソニー生命終身保険・ジブラルタ介護保険・マニュライフ個人年金で貯蓄型の外貨立て保険を年200万近くの運用を提案されました。10年払って塩漬けで利率が上がっていき、為替によってはさらにプラスになる。なおかつ節税効果もあることが気に入ったのですが。。。
このブログを拝見し、保険屋の手数料や実際の積み立て率が少ないということで、一度立ち止まってご意見を聞かせて頂きたくご連絡させて頂きました。
私の運用に対する理想は、とりあえず40-50歳で1%でも利益を感じられるような運用をして安心を得たいのが理想です。
保険のメリットとして、金融類似商品にならない10年積立での所得税控除や、毎年の税金控除、また外貨立ての利率や為替メリットに興味があるのですが、保険が貯蓄や運用として正しいものなのでしょうか。
末筆で申し訳ございませんが、ご教授承りたく存じます。
よろしくお願いいたします。
【回答】
私の運用に対する理想は、とりあえず40-50歳で1%でも利益を感じられるような運用をして安心を得たいのが理想です。
◯◯さんの保険加入への目的がお金を殖やすことでしたら、家計の総合相談センターFPにススメれれている「終身保険」などの死亡保障のついた商品はお辞めになった方が良いです。
それらは死亡保障の付いた「保険」であり、保険以外の何ものでもありません。「保険」という機能に一部、「運用」という機能が付いているものですから、死亡保障としてのコストとしてが差引かれ、残りが貯蓄・運用に回ります。「お金を殖やす」ために、今後数十年に掛けてこのコストを支払うのはあまりにもムダであり、毎月支払う保険料がダイレクトに運用(貯蓄)に回された方が良いですね。
保険のメリットとして、金融類似商品にならない10年積立での所得税控除や、毎年の税金控除、また外貨立ての利率や為替メリットに興味があるのですが、保険が貯蓄や運用として正しいものなのでしょうか。
税控除を利点とお考えのようですが、それを理由として加入するのであれば良くないですね。これは「保険セールス」の常套句です。そもそも必要な保障に必要な分だけ加入した結果として「生命保険料控除」があった”オマケ”程度にお考え下さい。この税効果は◯◯さんの収入によって違ってきますが、仮に一般的な所得税率10%だとすれば、最大でもおおよそ(40,000✕10%+28,000✕10%)の6,800円/年の税効果しかありません(他の生命保険契約があると実効果はこれより薄れます)
*”生命保険料控除があるから保険に加入”はNG〜「生命保険料控除」とは?
日本は超低金利ですから、日本で販売されている「円建」商品よりも「外貨建」の方が予定利率が高い分、運用としては有利ですが、いずれにしても保険会社の取るコストが高いので、殖やすことは期待できません。「お金を殖やす」ことが目的であれば海外の商品の方が、より金利も高いので殖やすことができ、海外の商品の中でも毎月積立て殖やしていくものと、ある程度まとまった資金を一括で支払って運用するものがありますが、◯◯さんは海外の商品も含めて検討されますでしょうか?
毎月積立てる商品では「海外積立年金」がオススメで、これには「変額年金プラン」と「元本確保型年金プラン」の2種類ありますが、◯◯さんの考える「10年〜20年で確実に1%でも殖やしたい」というニーズであれば「元本確保型年金プラン」が良いと思います。こちらはさらに積立期間により3種類ありますが、いずれも最低保証されている満期金があるので、将来の確実な資金準備計画ができ、老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
◯10年満期プラン
10年後に積立た金額(元本)を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約33,000円)を10年間積立た場合は(*1USD=110円)
・10年積立総額:300USD✕12✕10年=36,000USD(約3,960,000円)
・10年後満期金:36,000✕100%=36,000USD(約3,960,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:100%
◯15年満期プラン
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約5,940,000円)
・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(約8,316,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
◯20年満期プラン
20年後に積立た金額の+60%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約33,000円)を20年間積立た場合は(*1USD=110円)
・20年積立総額:300USD✕12✕20年=72,000USD(約7,920,000円)
・20年後満期金:72,000✕160%=115,200USD(約12,672,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:160%
保証のタイプは異なりますが、いずれにせよ日本の保険商品や、投資信託よりも良い数字となっています。
また、ある程度まとまった資金に関して具体的なアドバイスをご希望の場合、投資ヒアリングシート(リンク先)よりお答え頂ければ、細田さんに良いと思われる商品をいくつかご案内します。
Point
ご相談者のように保険で殖やすことが目的でしたら日本の保険商品では非常に厳しい現実があります。
日本の保険商品でもほんの少しは殖えますがインフレが起きれば実質元本割れ確実な、日本の保険で殖やすか?日本の商品よりも金利の高い海外の保険商品で殖やしていくか?最終的にはご自身の判断です。
わからないことはお気軽にご質問下さい。
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