8月1日販売開始〜マニュライフ生命「こだわり外貨終身」
公開日:
:
最終更新日:2019/10/14
保険商品(死亡)
仕組み
同社が販売していた「こだわり終身保険v2」の外貨建商品で、仕組はほぼ同じです。
*マニュライフ生命の終身保険「こだわり終身保険v2」〜30歳男性ランキング1位
特徴
マニュライフ生命、外資系なのにやっと月払の外貨建終身を出したって感じですね。
この「ゆるやかに連動」する理由は、積立利率を平均化しているためです。その仕組がこちらです。
最低保証はわかるのですが、一般の方にはこの仕組は少し複雑かもしれませんね。
ちなみに、現在の利率がこちら。
以前にも書きましたが、この部分
※ 基準積立利率は、契約通貨に対応する指標金利のマニュライフ生命の定める期間における平均値に-1.0%から1.5%を増減させた範囲内でマニュライフ生命が定めた利率となります。
誰も気づかないかもしれませんが、−1.0%も調整しちゃうんですか!?って感じです。
年齢性別にもよりますが、5%前後の割引かと思います。
ここが最大の特徴です。円建では同社と、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の終身保険がこの仕組を採用していますが、外貨建終身でこの仕組を持っているのはこの商品だけです。
上記の例の場合、仮に45歳で特定疾病保険料払込免除になると以降の保険料を払込む必要はなくなり、通常の終身保険の場合ではその時点の解約返戻金は「29,929ドル」払込保険料に対して返戻率87.0%となるのですが、この保険の場合は解約返戻金がその時点で「58,552ドル」払込保険料に対して返戻率170.3%に跳ね上がります。
「もし、三大疾病になってしまった際はこの解約返戻金が立上がる仕組みを利用し、保障を部分解約などして解約返戻金を治療費に充てましょう」
というセールストークです。
それはそれで悪くないと思います。
Point
米ドル建の保険であること、特定疾病保険料払込免除の仕組みに関しては良いと思います。でも仮に三大疾病になってしまった際に、この解約返戻金が立上がる仕組みを利用し、保障を部分解約してしてしまうと、本来の保障額は減ってしまいます。
ですから私の考えでは、本当に必要な保障は「必要な期間、必要な保障額」を収入保障保険や定期保険で準備し、もし三大疾病の保障が必要であれば、保険料の割安なチューリッヒ生命「3大疾病保険プレミアム」などの保険に、特定疾病保険料払込免除を付け一生涯保障で加入、お金を殖やすためには「海外積立年金」にする方が最もシンプルで効率的だと考えています。
*手数料も高いので売れてます!チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアム」「3大疾病保険プレミアム」とは?
わからないことはお気軽にご相談下さい。
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