『懸命に生きる子どもたち』を読んで
公開日:
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最終更新日:2017/05/23
my life
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日は少し保険とは関係のないお話です。
「懸命に生きる子どもたち」という本を読んで感じたことをお話をしたいと思います。
著者は池間哲郎さん、国際協力ボランティア団体代表で子どもたちを支援している方です。
この本では、フィリピン、カンボジア、タイ、モンゴル、ミャンマーといったアジアの国々の貧しい現状、そしてそこで生きていく子どもたちの現状について書かれています。私はこれまで知らなかったのですが
日本のような豊かな国に暮らしている人々は世界の中のわずか20%
そしてこのわずか2割の人々で、世界の食料の7割を食べている
細かなことは読んで頂くとして、主に私が感じたところ、お伝えしたいことを少しご紹介します。
私の夢は大人になるまで生きること
小学生くらいの女の子に「あなたの夢は何ですか?」と聞いた時に返ってきた言葉です。
こんなご馳走は私ひとりで食べることは出来ません。家に持って帰ってお父さん、お母さんと一緒に食べて良いですか?
著者の池間さんが12名の子ども達とピクニックに行き、お昼のお弁当を配ると、幼い子どもたちは皆、飛び跳ねて喜んだそうです。
しかし、全員が何も口にしなかった。そして、4歳の女の子がこう言ったそうです。
帽子は親がかぶっています
カンボジアの小学生の子どもたちに黄色の帽子をプレゼントした時のエピソードです。貧しいこの子たちは今まで帽子をかぶったことはありませんから、とても喜んだそうです。
半年後・・・学校に行ってみると誰も帽子をかぶっていない。校長先生に尋ねると「帽子は親がかぶっています」と。
『自分たちは教室の中で勉強するから暑くても大丈夫。お父さん、お母さんは外で仕事をするから、暑くて大変なのでこの帽子をかぶって』
と、親にプレゼントしているのだそうです。
子どもが親のことをするのが当たり前
日本では親が子どものために何かするのが当たり前だと思われています。このブログでは「学資資金」の準備などもそうですね。
しかし「子どもが親のことをするのが当たり前」と考えている国のほうが圧倒的に多く、貧しい国の子どもたちは時として、親のために売られ、命を失うことも覚悟し、それを「仕方がない」と、受け入れているそうです。
シンナーは一番安い食事
空腹をごまかすためにシンナーを吸うそうです。神経がヤラレ、空腹感に襲われないために。
そして、やがて歯が抜け落ち、脳が溶け、ヨダレを流し痙攣しながら死んでいく。。。
マンホールで暮らす子どもたち
「ねずみは柔らかいところからカジリます。特に唇がやられます」
モンゴルは極寒の地です。マイナス40℃は当たり前、時にはマイナス60℃にもなるところです。
家のない貧しい子どもたちは寒さをしのぐため、お湯が通るマンホールの中で、身を寄せ合って暮らしている。真っ暗なマンホールの中は汚水が溜まり、悪臭が漂い、ねずみやゴキブリが走り回り・・・
まだまだお伝えしたいところもありますが、ぜひこの本を読んでみて下さい。
著者の最後の言葉「3つのお願い」
・知ることも大切なボランティア
・少しだけ分ける
・自分自身が一生懸命生きる
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