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7月19日販売開始〜アフラックの「給与サポート保険」

公開日: : 最終更新日:2018/01/30 保険のニュース, 保険商品(就業不能)

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は2016年7月19日販売開始、アフラックの「給与サポート保険」についてお話したいと思います。
 
皆さんもCMでご覧なってますね?西島秀俊さんと渡辺直美さんが夫婦役という、なかなかシュールな設定のアフラックの新しい保険です。
アフラックは商品ごとにイメージとするカラーを設定していました。
EVERなどの医療系の保険では「緑」、死亡保障系は「青」、学資保険は「ピンク」
で、この保険は「赤」を基調にしてますね(保険の内容とはまったく関係ない話ですが)
 
さて、この「給与サポート保険」
かなり気合入っているようです。
それもそのはず、同社では学資保険代わりとしてもそこそこ売れていた低解約返戻金型終身保険「Ways」の販売をこのマイナス金利の影響で販売停止を決定し、他社と比較するとまったく商品的には色あせてしまっている「ちゃんと応える医療保険EVER」、お家芸の「がん保険」に関して言えば、乗合代理店ではチューリッヒ生命の「がん保険」ばかりが販売されていている始末。

*6月22日商品改定〜アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」

手数料も高いので売れてます!チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアム」「3大疾病保険プレミアム」とは?

 

もはや、まともに他社と張り合って販売する商品がない。。。

これ、売れないと西島秀俊さんと渡辺直美さんのギャラも払えなくなっちゃいますね(そんなことはないか)
 
では、商品内容に入っていきましょう。
まずこの商品は病気やケガで働けなくなった時の収入を補填する、いわゆる「所得補償保険」です。
一般的には「所得補償保険」とか「就業不能保険」などと呼んでいますが、何故かアフラックは「給与サポート保険」というネーミングにしています。
 
最初に保障のイメージを図でご覧下さい。
 

保障図イメージ

会社員の場合

給与サポート保険
 
 
自営業の場合
給与サポート保険
 
会社員と自営業者で違っていますね。これは健康保険制度の「傷病手当金制度」が関係しています。
傷病手当金制度とは、簡単に説明すると、仕事を原因とするケガや病気で働くことができない状態が4日以上続いた場合に、給与の約2/3が手当金として、最長で1年6カ月(18ヶ月)支払われる制度です。これは自営業の方等が加入する「国民健康保険」には存在しません。
 

特長

給与サポート保険
 
 
 
つまり、この保険を 簡単に説明すると「もし、あなたがアフラックの定める『働けない状態』になったら、お給料のように給付金を支払いますよ」ってことですね。
で、このアフラックの定める『働けない状態』というのが、なかなかのハードルです。
 

この保険の言う『働けなくなった時』とは?

 
給与サポート保険
 
文字だとわかりにくいかもしれませんが、かなりの状態です。
入院しているか、または、例えば、失明して一人で外出できないとか、脳梗塞で麻痺が残ってしまい自力で動くことができないといったレベルの状態です。
で、その状態であっても保険料の支払は免除されす、引き続き払わなければいけません(エグいなぁ…)
 

 保険期間・払込期間・契約年齢

給与サポート保険
 

保険料例

給与サポート保険
 
 

競合他社

特約としてではなく、個人が単体として加入できる所得補償保険はアフラック以外に

・ライフネット生命

・日立キャピタル損保

でも取扱っていて、各社少しずつ違いがあります。

アフラック「給与サポート保険」の一番の他社との違いは、短期、長期と給付金ををそれぞれ設定できる点です。ただし、これが良いか悪かは別、というかよくわかりません。個人的にはあまりメリットを感じません。

ライフネット生命では、契約年齢によりますが、保険期間を55歳、60歳、65歳、70歳から選択できます。また、免責期間は60日と180日に設定できます。

日立キャピタルの「リビングエール長期就業不能所得補償保険」は保険期間3年、または5年で3年または5年ごとに保険料が上がっていきますが、保険料払込免除があったり、給付金支払期間が3・5・10年、60歳/65歳、免責期間が60・90・120・180・365日とかなりバリエーションがあります。

 

Point

ん〜気合入れて投入してきた割には、正直「代わり映えしない」というのが私の感想です。

いずれにしても日本人の長期入院・在宅療養による就業不能者の多くは、精神疾患による患者で、1年半より長く入院する20歳~60歳の男性患者のうち約70%は精神疾患によるものです。また、医者・看護師などから訪問診療を受けている20歳~60歳の在宅療養患者のうち、37%は精神疾患

で、これは保険の給付対象外

つまりは、この保険も保険会社がボロ儲けするんでしょうね

ですから、この保険の恩恵を受けられるのがどれほどのケースかを考えれば、あまり加入する必要はないように思いますが、もし、どうしても加入するのであれば「ライフネットと日立キャピタルの保険料と比較してみてから」ってところでしょうか。

私の見解では保険料を毎月積立ておいた方がよっぽど良いのではと感じます。

アフラックの”鼻息の荒さ”を考えると、今後提案されるセールスの方が増えてきそうですから、その時はぜひ加入前にご相談下さい。

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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