月105円は重くない!@iDeCoに月105円の壁 重い手数料、算出根拠は不透明〈日経新聞 11月12日付〉
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時事ネタ
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は『月105円は重くない!@iDeCoに月105円の壁 重い手数料、算出根拠は不透明〈日経新聞 11月12日付〉』についてお話したいと思います。
まず「あれ、手数料が変わってない?」って思った方もいるかもしれませんね。
10月の消費税改正により値上がりしてます。
加入時:2,777 → 2,829円
国民年金基金連合会:103円 → 105円
事務委託金融機関:64円 → 66円
では本題に戻します。
今日のこの記事をものすご〜く簡略すると
イデコの毎月の手数料105円+66円は高い!なぜだ!?
ってことです。
でもね、、、
日本でも海外でも、保険会社で毎月積立る年金保険と比較してみれば激安
です。
105円の根拠がわからないとありますが、そんなことを言ったら保険会社が取っている手数料の金額の根拠なんてわかったもんじゃありません。
さらに、この手数料のせいで数%の運用(積立金額により変わる)をしないと”元本割れ”するので、加入をためらう人もいるとあります。
こうゆうことを記事に書くときは、本当はこう書くべきだと私は思います。
〜〜本文一部引用〜〜
加入者の1カ月あたりの平均掛け金は1万円程度。運用を始めたばかりだと、手数料として2%弱が差し引かれる計算だ。運用で2%超の利息を稼がなければ「元本割れ」してしまう。「手数料の高さから加入をためらう人もいる」。九州地銀の営業担当者は明かす。
しかし、実際には毎月の掛金は所得から全額控除され、満期金の受取時にも手厚い税制優遇があるため、それらの節税効果を含めて計算すれば、「元本割れ」ではなく実質的には数十%以上も多くなっているが、そこはあまり理解されていない面がある。
では、キチンと数字にして解説してみます。
*その他の退職金がある場合は別途要計算
設定:40歳/積立期間20年(満期60歳)/月額掛金23,000円/運用0%
イデコの20年間の手数料総額は43,869円
それに対し節税金額は、、、
一般的なサラリーマンの方で約110万円〜165万円
高額所得者だと300万円も税金が少なく済んだことになります
この効果を含めた最終的な手取りでの実質返戻率は124〜220%です
このようにイデコでは、運用0%でも節税効果を含めると、かなりの実質利回りであることがわかると思います。
これだけの節税ができるわけですから、毎月の171円(105+66)、20年間で約4万円の手数料は吹き飛んでしまう効果です。
運用0%と仮定し、さらに満期の受取時の税金も含めた最終的な手取り金額で保険会社の商品と比較すれば、イデコの手数料は高いものではありません。
ただいずれにしても、契約者にとっては手数料がゼロになるに越したことはないんでしょうけどね。
※本記事中の発言は筆者の個人的な見解であり、K2Assuranceの見解ではありません
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