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相談事例(23歳 女性):「こだわり個人年金保険」は解約控除期間が10年未満なので、10年後には投資額の100%が戻ってくるという理解で間違いありませんか?

公開日: : 最終更新日:2019/05/04 保険相談事例

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。

以前、ご相談頂いた方から改めて送られてきた質問です。誤った理解をされていたようなので、ご連絡頂いて良かったです。

*相談事例(23歳 女性):「こだわり個人年金保険」加入していますが、記事を読んで解約した方が得なのではないかと思い、問合せました

(ご質問者からの質問はこちらで概ね修正していませんので、誤字脱字もそのまま表記しています)

 

 

【質問】

先日は直接質問へのお返事をいただきありがとうございました。

改めて、考えてみたのですが、一番損しない方法は

こだわり個人年金保険を10年間後に解約し、返戻金をお勧めいただいた投資先に投資するということではないかと思いました。

こだわり個人年金保険は、解約控除期間が10年未満とあったので、10年後には投資額の100%が戻ってくるという前提なのですが、この理解で間違いありませんか?

 

【回答】

こだわり個人年金保険は、解約控除期間が10年未満とあったので、10年後には投資額の100%が戻ってくるという前提なのですが、この理解で間違いありませんか?

少し理解が違います。

まず「解約控除期間」ですが、これは平たく言うと解約した際のペナルティが発生する期間のことです。契約から10年以上経過するとそのペナルティがなくなるだけで、10年後に投資額の100%が戻ってくるわけではありません。

詳しい契約条件がわからないので断定は出来ませんが、積立利率が仮に現在のまま(3%前後)続いた場合でも恐らく10年後は元本を下回っている(元本割れ)と思います。積立利率が上昇し続けなければ10年後に元本を超えることはないはずです。

お手元にある設計書を見るとわかるかと思いますが、なにぶん「こだわり個人年金」の設計書はボリュームも多いので、もしわからなければ解約返戻金の推移のページ画像など送って頂ければ解説します。

 

一番損しない方法はこだわり個人年金保険を10年間後に解約し、返戻金をお勧めいただいた投資先に投資するということではないかと思いました。

これも理解が違います。

お読み頂いたブログにも記載し前回もお伝えした通り、この保険は契約の前半ほど諸経費を多く引かれています。

ブログ中の例ですと、35歳男性が毎月10,000円を積立た場合、積立金額の10,000円に対して

 

・1年目:約3,700円

・2年目:約6,500円

・3年目:約7,500円

 

支払った10,000円が100%積立てられるのは17年前後からで、女性でもおおよそ仕組みは同じです。つまり、契約初期ほど”投資効率”が悪いわけです。

恐らく10年目では元本割れしている可能性が大きいの、契約して数ヶ月であれば出来るだけ早く解約し、先日ご案内した「海外積立年金」にまわされた方が損失は少なくなり、プラスになる金額が大きくなります。

ザックリと言うとこうです。

 

【仮にこのまま「こだわり個人年金(月払200USD)」を15年継続し、積立利率がずっと3%程度だった場合】

・積立総額:200USD×12ヶ月×15年=36,000USD

・15年後の解約返戻金額:約41,400USD(115%で計算)

・利益になっている金額:41,400USD−36,000USD=5,400USD

(最低保証利率1.5%で推移した場合だと元本割れの可能性もあります)

 

【仮に「こだわり個人年金(月払200USD)」を5ヶ月目で解約し(積立利率3%程度)、元本確保型年金プラン(15年満期)で積立た場合】

・こだわり個人年金の損失額:200USD×5ヶ月=▲1,000USD

・元本確保型年金プラン(15年満期)積立総額:200USD×12ヶ月×15年=36,000USD

・15年後の最低保証金額:50,400SD(140%)

・利益になっている金額:50,400USD−36,000USD=14,400USD

・トータルで利益になっている金額:14,400USD−1,000USD(こだわり個人年金の損失額)=13,400USD

 

このように計算すると、どちらがより効率的にお金を殖やすことが出来ているのかがわかりますね。

出来るだけ早く解約するのが最も損をしない方法です。

日本語資料などもございますので、ご希望の場合はまたいつでも遠慮なくご連絡ください。

 

Point

というわけで、多くの方が「契約してすぐに解約するのが一番損」と考えていると思いますが、実はこれはケース・バイ・ケースで、「出来るだけ早くに解約した方が損が最も小さい」ことも結構多くあります。

「なんでそうなるのか?なぜそう言えるのか?」

は、上記の回答でも書いたように計算すると具体的に数字で理解頂けると思います。

 

皆さんもアドバイスを受ける際はこのような具体的な数字で「なんでそうなるのか?なぜそう言えるのか?」を説明してもらうにして下さい。

逆に、数字でキチンと説明しないような保険セールス(FP)でしたら、それは感覚的なものだったり、売りたいだけの”ウソの説明”をしているような場合もありますのでご注意下さい。

 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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