日本の保険会社の「払済」という便利な機能を活用する
公開日:
:
最終更新日:2018/11/27
保険用語・基礎
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は、『日本の保険会社の「払済」という便利な機能』についてお話したいと思います。
保険の見直しの方法には大きく
・解約
・減額
・払済
・延長定期
・コンバージョン
とう方法があります。詳細はブログで確認頂くとして、
*ちょっと待って転換!!保険の見直しはいろいろあります「解約」「減額」「払済」「延長定期」「コンバージョン」
今日は「払済」とう方法を使ったプランニングの一例をご紹介してみます。
設定としては例えば。。。
「結婚し、これからお子さんが生まれてくる、30歳 男性 会社員」
といったケースにしましょう。保障金額は一般的に3,000万円前後のなるケースが多いので、そのように設定します。為替レートはわかりやすく1USD=100円で解説します。
・契約年齢:30歳
・保険種類:ドル建終身保険
・保険金額:300,000USD(約3,000万円)
・保障期間:終身
・払込期間:90歳
・月払保険料:336USD(約33,600円)
25年後、お子さんも25歳になったので、保障は少し下げても良いタイミングなので、ここで「払済」にします。すると、
・払済時年齢:55歳
・払込保険料総額:100,800USD(約1,008万円)
・保険金額:182,000USD(約1,820万円)
・保障期間:終身
「払済」により、3,000万円の保障が1,820万円の保障(終身保険)に変わりました。「払済」なので、これ以降の保険料の払込はありません。
その後はしばらくそのままにしておいて、10年後の65歳の時点で「解約」し、解約返戻金を老後資金充てることにします。
・解約時年齢:65歳
・保険金額:0円
・解約返戻金:115,580USD(約1,156万円)
・返戻率:114.6%
65才時点で1,156万円を老後資金のプラスアルファとして使うことが出来ます。
このプランの流れをまとめると・・・
1)結婚し、お子さんが生まれ、家族(遺族)への保障のために保険に加入
2)お子さんが大きくなり扶養から外れる頃に、保険料の支払いを終了し、保障額を少し減らす(払済)
3)老後を迎える頃に解約して、その資金を老後資金に充てる(解約)
こんな感じです。
これと同じような海外の生命保険では、保険料に対して保障額も大きく、また現行利率で比較すれば解約返戻金の返戻率も高くなるのですが、日本の生命保険にもこのような見直し方法を使うことで、ムダのないイフプランニングが可能です。
今までのご相談の中では、既に日本の保険に加入していたり、健康上の理由で新たな契約が難しいケースなども多くあります。そんな時はこのような「払済」や「コンバージョン」などの機能を利用することで、上手に見直しをすると良いでしょう。
「海外」がすべて良くて「日本」がすべて悪い
なんてことはありません。
私は中立なポジションでアドバイスしますので、わからないことはお気軽にご相談下さい。
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