ソニー生命「5年ごと利差配当付年金支払特約」改定〜3月2日から＠イイね

皆さんこんにちは「保険アドバイザー　和田」です。

今日は、ソニー生命の5年ごと利差配当付年金支払特約改定についてお話したいと思います。

マニアックニュースです（笑）

5年ごと利差配当付年金支払特約（年金支払特約）とは？

死亡保険金や高度障害保険金、満期保険金を通常の一括受取りだけではなく、年金式に受取ることがができる特約で、無料で付けることができます。

改定概要

これまで、同社の「5年ごと利差配当付年金支払特約（年金支払特約）」を付加している契約では、上記のように「死亡保険金」や「高度障害保険金」「満期保険金」を年金式に受取ることが可能でしたが、2017年3月2日からこれらに加え「解約返戻金」についても年金式に受取れるようになります。

一部の保険種類では付加できなかったり、一定の条件のもとでの付加となっていますが、ほとんどの保険種類で取扱われます。

年金で受取れるもの

・死亡保険金・災害死亡保険金・死亡給付金・満期保険金・高度障害保険金・災害高度障害保険金・障害保険金・特定疾病保険金・介護保険金

・解約返戻金相当額

年金種類

◯保険金等

・保証期間付終身年金（5年／10年／15年）

・保証期間付夫婦年金（5年／10年／15年）

・確定年金（5年／10年／15年／20年／25年）

◯解約返戻金相当額

・確定年金（5年／10年／15年／20年／25年）

法人契約における税務処理

法人契約で、この解約返戻金相当額を年金受取する場合、

年金受取都度の益金計上

＊東京国税局了承済み。

年金受取による法人のメリット：利益の平準化

損金算入の大きな法人契約では、死亡保険金や解約返戻金などを一括で受取った場合、その受取の多くを「雑収入」として計上するため、当該年度によっては、大きな法人税が課税されることになりますが、年金式に受取ることで

・年金支払期間の収益が安定して見込める（売上の補填）

・収益を分散することで一時的に高額な益金が発生することを防げる

特に「役員退職金」のために解約返戻金を利用する場合では、退職時期がずれこんだ場合でも、解約返戻金が年金式に受取れるようになったことで、ピーク時の返戻率で解約返戻金を年金原資にすることが可能になります。

注意点

・保険金などの支払事由発生前、または解約前にこの特約を付加していないと、年金受取都度の益金計上とは異なる経理処理になります。

・解約返戻金相当額を年金で受取る主な理由が「税負担の軽減」にあたると判断された場合は年金受取都度の益金計上とは異なる経理処理となる可能性があります。

Point

最近、一時期ほどの勢いがなくなってきたソニー生命ですが、以前からこうゆう地味なんだけどギミックなことをチョチョイとしてくるあたり、、、私は好きです（笑）

がんばれソニー！！