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某外資系保険会社は日本から撤退しょうとしている。。。かも

公開日： 2016/09/13 : 保険のニュース, 裏話

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は「某外資系保険会社、日本撤退か？」の話題です。

先日、某外資系保険会社の方とお話する機会がありました。

同社は最近かなり不穏な動きがあります。

まず、主に法人向けの”ある商品”を大型代理店から順次販売停止をしているのですが、これはかなり異例なことです。

最近ではマイナス金利導入を機に「一時払」の商品や「貯蓄性」の商品の販売停止が行われていますが、通常、商品の販売停止とする場合は「一斉」に販売停止となります。しかし、某社では代理店などの販売チャンネルによって、この販売停止の時期が違っているのです。異例というより「異常」なことだと思います。

＊今後、一時払の円建保険は「販売停止」「値上げ」になります

また、外資系の保険会社ですから「円建」の商品はもちろん「米ドル」や「豪ドル」「ユーロ」などの商品を持っていて、この超低金利下の日本国内で「円建」商品はすべて販売停止にしたいのがホンネですが、日本国内で営業する以上、「円建」商品をラインナップから外すことは金融庁が認めていないので、シブシブ「円建」の商品を残さざる得ない状況のようですから、特に法人向けの商品では保険料も高額になることも多いため、なるべく早く販売ラインナップから消し、少なくしていくのでしょう。

代理店の方いわく

『売る商品ないじゃん』

ってことですが、確かに私もそう思います。

同時に、人的なスリム化も進めているようです。

本国ではリストラをしているようですが、日本国内でも、ある一定の成績（業界内では正しくは挙績と言います）を挙げていない代理店は「廃業」つまり同社の保険の取扱を辞めてもらう方向で動いています。代理店の数を減らすことが担当者（ソリシターと言います）の成績になるそうです。もちろん、代理店の数が減れば、ソリシターの数も減らせるわけで、ソリシターは成績を挙げるほど、ブーメランのように自分の身に返ってくることになります。正に、「ミイラ取りがミイラ」

これらのことからすると、この某外資系保険会社

「日本市場撤退をススメている」

と、感じざるを得ません。

かつてはHSBCやUBS、最近ではCITI BANKなど、外資系の超大手金融機関の撤退をみても、理由はいろいろあるにせよ

「魅力のないマーケットからは手を引く」

のは当たり前。某社がはたして撤退していくのかどうかわかりませんが、日本国内のビジネスを縮小化しているのは間違えなさそうです。