とんでもない輩も多い「リーズ」という見込客
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裏話
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日は『「リーズ」という見込客』についてお話したいと思います。
リーズ?
保険業界以外の方は馴染みがないかもしれませんね。
実は保険業界には「リーズ会社(業者)」というものがあり、リーズ会社はアフィリエイトなどインターネット上で見込客を集客し、保険セールス(FP)に紹介・販売している「保険契約の見込みのある顧客」の情報のことです。この手の会社としては「保険マンモス」や「 みんなの生命保険アドバイザー」などが有名です。「保険の見込客」と「保険セールス」の”マッチングサイト”みたいなものですね。
リーズの1件あたりの金額は各リーズ会社によっても違いますが、3万円前後くらいが相場だと思います。
保険セールスにとって最も重要であり、また最も大変なのがこの「見込客探し」で、多くの保険セールス(FP)はフルコミッションと呼ばれる”やったらやった分”の出来高払いの給与体系ですから、これが尽きると業界から去ることになります。というより、収入がない(食べていけない)ので辞めざるを得ないと言ったほうが正解かもしれません。
その観点から言うとリーズ会社から提供される「見込客」はリーズ会社にとっても保険セールス(FP)にとっても本来は「win-win」な関係になるはずなのですが、実はそうでもないケースも多くあるんです。
特にそれが顕著だったのが2017年の保険業法改定以前、リーズ会社は「商品券」など実質的には金銭に相当するものを”エサ”に見込客を獲得していました。これにより、本来は保険の加入や見直しなどはまったく考えていないような人が、このプレゼント欲しさに「見込客」と化し、そんな情報まで保険セールス(FP)は数万円で買取らされてしまっていたんです。
さらに始末に悪いのは、この商品券目的の見込客は保険セールス(FP)と面談しないと商品券をGet出来ないので、聞きたくもない話を聞きにノコノコとやってきます。どの見込客が商品券目的で、どの見込客が本来の保険相談の人であるかの区別が出来ない保険セールス(FP)は、事前に聞いている情報を元に資料や設計書、パンフレットなどを準備し指定された場所、多くは仕事終わりの時間帯に職場近くの喫茶店などや、土日にご自宅へ出向くわけです。見込客の買取金額だけではなくコーヒー代や交通費、時間までも費やしているにも関わらず、目の前にいる”なりすまし見込客”はおおよそ「早くこの説明終わらないかなぁ。。。」ってな感じなんでしょう。
たまったもんじゃありませんね。
2017年4月以降は「特別利益の提供(保険業法300条)」に抵触するという観点から「商品券」などの類は禁止になり、それらの代わりに”軽め”のプレゼントが主流になっています。皆さんもCMなどで見かけて知ってますよね?
今、資料請求すると「松阪牛」プレゼント
みたいなあれ。
『そういえばいつの頃からか「松阪牛プレゼント」とか「宮崎牛プレゼント」ってフレーズをよく耳にするなぁ』って思った方も多いのはないでしょうか?
これは、2017年4月以降なんです。
現在のリーズでは、商品券目的の見込客はいなくなったものの、『約束した当日来ない(または留守)』『一度会ったきり二度と連絡が取れない(電話に出ない)』など、敢えてクチを悪く言わせて頂きますが”質の悪い見込客”も依然として多くいます。
質の悪い保険セールスが多くいる一方で、質の悪い客も一定数いる、、、どの業界でもそうなのかもしれませんね。
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