介護保険ならこれがいいかな＠ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」

今日は『ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」』についてお話したいと思います。

前回のブログで、介護を取り巻く現状と、個人的に加入を検討しているお話をしました。

個人的に介護保険に加入検討中＠介護を取巻く現状

で、私自身も加入検討しているのが

ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」

5年毎利差配当付の終身介護保障保険は平成18年に販売を開始し、解約返戻金をなくした「低解約返戻金型」は平成22年からと、販売自体はかなり前からなので、保険業界の方であれば”今さら”的な感じかもしれませんが、トータル的なバランスは今でもこの保険が一番良いと私自身は感じています。

では、解説していきます。

特徴

保障内容（契約例）

保障期間終身：基本年金額60万円

この例では、要介護2以上になると以降の保険料払込は免除され、初年度に120万円、2年目以降は要介護2以上が継続する限り一生涯に渡り、年60万円を受取ることが出来ます。また、特約として介護一時金を上乗せすることも可能です。

支払事由

ソニー生命所定の要介護状態

契約取扱概要

月払保険料例

生命保険料控除

何度も言いますが、この税控除は”おまけ”程度で

＊”生命保険料控除があるから保険に加入”はNG～「生命保険料控除」とは？

ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」はお得か？

得するために入るというわけではありませんが、単に不安だから加入するのではなく費用対効果としても考えた時に、この保険がどれほどのものかはやはり気になるところですね。私が加入を検討しているくらいですから”悪くない”のは皆さんも想像がついていらっしゃるかと思いますが、その根拠を数字で見てみましょう。

ソニー生命の方から聞いた話ですと、やはり契約者は40歳〜50歳位の方が多いとのことで、45歳を例に解説します。

設定例）45歳・男性／終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍

・保険期間：終身

・保険料払込期間：65歳（20年）

・基本介護年金額：60万円

・月払保険料：9,660円

・支払保険料総額：9,660×12×20＝2,318,400円

・損益分岐年数：3年（初年度給付金120万円＋60万円×2年＝240万円）

設定例）45歳・女性／終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍

・保険期間：終身

・保険料払込期間：65歳（20年）

・基本介護年金額：60万円

・月払保険料：14,700円

・支払保険料総額：14,700×12×20＝3,528,000円

・損益分岐年数：5年（初年度給付金120万円＋60万円×4年＝360万円）

要介護（要支援）認定者は65歳以上は約5人にひとり、75歳以上は約3人にひとり（男性194万人・女性431万人／女性の認定者数は男性の2倍以上）

要介護2以上が全体の50％以上で、介護期間の約60％が3年以上、平均介護年数が約5年という数字から考えると、万が一「介護状態」になった際の備えとしては非常に良い商品だと思います。

他社比較／朝日生命「あんしん介護」

＊要介護１から保障＠朝日生命「あんしん介護」はお得か？

設定例）45歳・男性／終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍

◯朝日生命「あんしん介護（年金）」

・保険期間：終身

・保険料払込期間：65歳（20年）

・基本介護年金額：要介護5で60万円（要介護2は30万円）

・月払保険料：10,116円

・支払保険料総額：10,116×12×20＝2,427,840円

・損益分岐年数：要介護5で5年、要介護2で9年、要介護1で13年（60万円×5＝300万円、30万円×9年＝270万円、20万円×13年＝260万円）

・要介護1以上で保険料払込免除

◯ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍」

・保険期間：終身

・保険料払込期間：65歳（20年）

・基本介護年金額：60万円

・月払保険料：9,660円

・支払保険料総額：9,660×12×20＝2,318,400円

・損益分岐年数：要介護2以上が3年（初年度給付金120万円＋60万円×2年＝240万円）

・要介護2以上で保険料払込免除

設定例）45歳・女性／終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍

◯朝日生命「あんしん介護（年金）」

・保険期間：終身

・保険料払込期間：65歳（20年）

・基本介護年金額：要介護5で60万円（要介護2は30万円）

・月払保険料：18,006円

・支払保険料総額：18,006×12×20＝4,321,440円

・損益分岐年数：要介護5で8年、要介護2で15年、要介護1で22年（60万円×8＝480万円、30万円×15年＝450万円、20万円×22年＝440万円）

・要介護1以上で保険料払込免除

◯ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍」

・保険期間：終身

・保険料払込期間：65歳（20年）

・基本介護年金額：60万円

・月払保険料：14,700円

・支払保険料総額：14,700×12×20＝3,528,000円

・損益分岐年数：要介護2以上が5年（初年度給付金120万円＋60万円×4年＝360万円）

・要介護2以上で保険料払込免除

医療保険と比較

また、もし終身払の医療保険に加入するのであれば、この終身介護保障保険の終身払と比較して検討すると良いと思います。

女性の介護認定者数が男性の2倍ということからも、女性の介護保障保険の保険料は男性に比べるとかなり割高感はありますが・・・

個人的には医療保険以上に、介護保険への加入を優先するべきではないかと考えています。

◯オリックス生命「新CURE」

45歳・男性／終身医療保険（60日型）特定疾病保険料払込免除・七大延長特則・先進特約

・保険期間：終身

・保険料払込期間：終身

・入院日額：5,000円

・月払保険料：3,718円

◯ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」

45歳・男性／終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍

・保険期間：終身

・保険料払込期間：終身

・基本介護年金額：40万円

・月払保険料：3,800円

◯オリックス生命「新CURE」

45歳・女性／終身医療保険（60日型）特定疾病保険料払込免除・七大延長特則・先進特約

・保険期間：終身

・保険料払込期間：終身

・入院日額：5,000円

・月払保険料：3,266円

◯ソニー生命「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」

45歳・女性／終身介護保障保険（低解約返戻金型）死亡給付金倍率0.1倍

・保険期間：終身

・保険料払込期間：終身

・基本介護年金額：25万円

・月払保険料：3,300円

Point

このようなことから、近くこの保険に「60歳払」で加入する予定です。万が一、自分が”介護”となった時に身内、特に娘には出来る限り迷惑をかけたくはありませんからね。

話は少し逸れますが、一社しか扱えない保険セールスではこのような比較は行いませんし、上記のような商品差の事実がわかると、お客さんには自社の商品を販売し、自分では他社のもっと良いもので契約なんていうことを”シラッと”やってのけたりします。

私はこれまで、今回のようにそれぞれの保険の特徴や違いを細かく比較し、検証し、最も良いと思う保険を国内・海外の商品の中から皆さんにアドバイスしています。

わからないことはお気軽にご相談下さい。

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