紹介する側、される側、自覚を持たないとね@”アドバイザー”や”コンサルタント”によるスキルや知識の違い
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は、『紹介する側、される側、自覚を持たないとね』についてお話します。
先日の出来ことです。
私の長いお付き合いのあるクライアントAさん(社長)から、Aさんの知合いのBさん(社長)の会社の保険の件で、一度行って相談にのってあげて欲しいと依頼されました。いわゆる紹介案件です。
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(略)
Bさん:実はここ数年◯◯◯◯円程度の利益が出ていて、恐らく2020年までは間違えなく、これよりさらに利益が出そうなんです。
和田:素晴らしいですね
Bさん:お陰さまでそうなんだよ。ただ税金がねぇ〜。それでこの前、知合い(ここではCさんとします)から紹介された◯◯生命の方(Dさん)から、”節税”の保険の話を聞いたんですよ。で、それをA社長に言ったら、『和田さんに相談してみたら』って言われてね。和田さんは日本だけでなく海外の商品も詳しいんだとか?
和田:そうですね、日本の保険業界では、30社前後の保険会社を取扱っている代理店に約20年ほどおりましたし、海外の保険についてもある程度は理解していますので、日本の良い点、海外の良い点、それぞれご説明出来ます。
Bさん:この前、〇〇生命のDさんが提案してくれたのは、この保険で(Bさん設計書を取り出す)・・・・・・・・・・・で、△△△△って説明でした。
和田:そのプランと同様のもので、同じ金額を毎年支払うのであれば、戻ってくるお金はより多い方が良いですね?でしたら、☓☓生命や□□生命の商品の方が解約返戻金はもっと多くなりますね。
Bさん:だったら☓☓生命や□□生命の方が明らかに良いですね。
和田:そうですね、B社長の目的にはそちらの方がより良いですね。それと、気になったのは、△△△△という説明です。本当にそんな説明でした?というのは、もしそのような説明だったとすると、その説明は100%間違っているからなんです。それは・・・・・・・・・・・で、・・・・・・・・・・・というふうになります。また、節税を目的とした保険は、諸々”キチンと”しておかないと、税務調査が入った時に”節税”ではなく”租税回避”で否認されてしまいますからね。その具体的な説明やアドバイスはいかがでしたか?
Bさん:いや、何も聞いてないなぁ・・・もし、Dさんの言う通りに契約して、あとで税務署に来られたら否認されてた?
和田:キッチリ調べられたらその可能性は極めて高いと思います。もし否認されなかったとしたら、それはOKの”お墨付き”をもらったという意味ではなく、たまたま”ラッキー”だったといことですね。
Bさん:危うく契約してしまうところだったなぁ・・・和田さんに相談してよかったよ。A社長にも感謝だね。
和田:そう言って頂けると。保険セールスだけに限らず、とにかく ”売ってくれば良い” ”売ってくるヤツがエライ” という風潮が営業にはありますからね。嘘の説明や間違った説明でもお構いなしなんてゆうのも多く見てきました。私は起こりうるマイナス面やデメリットをすべてキチンと説明した上で、 ”売らない潔さ” ”売らない誠実さ” も大切だと思ってます。
(略)
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ここで、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、私の置かれた状況を図にして整理してみます。
それぞれの心持ちを矢印で、◯と☓で表現するならこうです。
紹介する人
紹介した側のAさんは、B社長に感謝され、私もご紹介頂いたことに対して感謝されています。
同じく、紹介した側のCさんは、Bさんから建前ではお礼を言われるかもしれないが、ホンネは「Cさん、Dさんはちょっと・・・」といった感じでしょうか。今回のこの話をCさんが知れば、Dさんに対して「ダメじゃん、ちゃんとしてよ」なんてと思うかもしれません。
紹介される人
紹介される側の私は、A社長の信頼も裏切らず、またBさんからも評価されました。
同じく紹介される側のDさんは、紹介者であるCさんの、いわば顔を潰す結果となり、Bさんからも二度と相談されることはないでしょう。
どうですか?
紹介する人、紹介される人、それぞれ自覚を持っておかないと、場合によっては思わぬ結果になるというのがおわかり頂けますね?
結果を左右したのは「紹介される側の知識とスキル」です。
何でこんな話をしたかと言うと、今回の私の立ち位置はとても良いケースとなった結果の例でしたが、実は私自身も、この図で言うところの「Aさん」や「Cさん」、「Bさん」の立場になったことがあるからです。多少の違いはありますが、概ね気持ちとしては上で書いたような心境です。特にアドバイザーやコンサルタントとのような専門的な仕事している私達にとって「Dさん」には最もなってはいけないと思っています。私が知らないだけで、実は私自身「Dさん」になっていることもあるかもしれません。そんなことにならないように、日々正しい情報と、正しい知識を身に着け、皆さんにお伝えしていきたいと思います。
引き続き、ご質問やご相談お待ちしています。
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