メットライフ生命の終身医療保険「Flexi（フレキシィ）」

公開日： 2016/02/24 : 最終更新日：2018/01/30 保険商品（医療・がん）

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は、メットライフ生命の終身医療保険「Flexi（フレキシィ）」につてお話したいと思います。

商品自体は2014年9月から販売されているので、特別新しいわけではありませんが、お問合せの中でも以外と多くの方が加入しているようなので、解説したいと思います。

ではまず、この保険のポイント見ていきましょう。

保障内容は3つの基本保障に4つの特約という、非常にシンプルでわかりやすい内容です。

では、具体的な保障内容についてです。

パンフレット記載の契約例で見てみましょう。

少し特徴を解説します。

・一入院限度日数

60日 or 120日　通算1,095日

・手術給付金

入院中20倍　外来5倍（公的医療保険連動）

・先進医療

一生涯の終身保障ではなく、10年の更新型としています。ほとんど保険会社では終身の設定になっていますが、メットライフはず〜〜っと10年更新タイプになっています。どうやら今後、先進医療についてのリスクが先読みできないからだそうです。そのため、10年後の更新時に「先進医療」の部分についての保険料は、今より高くなるのか安くなるのかわかりません。保障は一般的な通算2,000万円限度です。

・退院後の通院

アフラック「ちゃんと応える入院保険EVER」や、東京海上日動あんしん生命「メディカルキットNEO」では入院前の通院も保障の対象としていますから、それに比べると見劣りします。

・七疾病入院延長

一入院の支払日数が無制限になります。

・三大疾病保険料払込免除

ここがメットライフのポイントです。三大疾病保険料払込免除の基準が他の保険会社に比べて緩くなっています。

例えば

オリックス生命「新・Cure」

がん（悪性新生物）：がんと診断確定されたとき

急性心筋梗塞：６０日以上の労働の制限を必要とする状態

脳卒中：６０日以上の言語障害、運動失調、麻痺」などの後遺症が残った状態

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「新・健康のお守り」

がん（悪性新生物）：がんと診断確定されたとき

急性心筋梗塞：60日以上労働の制限を必要とする状態

脳卒中：60日以上、言語障害などの他覚的な神経学的後遺症が継続したとき

アフラック「ちゃんと応える入院保険EVER」

がん（悪性新生物）：がんと診断確定されたとき

急性心筋梗塞・脳卒中：治療を目的として20日以上入院、または所定の手術を受けたとき

メットライフ「Flexi」

がん（悪性新生物）：がんと診断確定されたとき

心疾患・脳血管疾患：所定の手術を受けたときまたは継続20日以上の入院をされたとき

非常に微妙なところですが、おわかりになりますか？

「がん」に対しての基準は、どの保険会社も同じで「診断」されることが払込免除の要件になります。

しかし、多くの保険会社の言う「心疾患・脳血管疾患」と、メットライフの言う「急性心筋梗塞・脳卒中」では大きく違います。

心疾患≧「急性心筋梗塞」「狭心症」「心不全」「急性心筋炎」「心筋症」「急性心膜炎」など

つまり、「急性心筋梗塞」は心疾患のひとつで、「狭心症」や「心不全」などの場合は、多くの保険会社では払込免除に該当しません。

脳血管疾患≧「脳卒中」「脳動脈閉塞・狭窄」など

つまり、「脳卒中」は脳血管疾患のひとつで、「脳動脈閉塞・狭窄」などの場合は、多くの保険会社では払込免除に該当しません。

Point

がん（悪性新生物）はどの保険会社でも同じですが、「脳血管疾患」「心疾患」に関してはメットライフの「Flexi（フレキシィ）」の方が、払込免除の範囲が広く、条件が良いと言えます。また「60日以上」の労働制限や後遺症と比べても、「Flexi（フレキシィ）」の「心疾患・脳血管疾患」は「所定の手術を受けたら」「20日以上の入院をしたら」となっているので、分かりやすいと言えるかもしれません。

メットライフの終身医療保険「Flexi（フレキシィ）」を選択するのはここのポイントだけと言っても良いと思います。

保障内容をほぼ同条件にした場合でも、保険料が特別に安いわけでもありませんから、ここに優位性を感じない方は他の医療保険の方が良いでしょう。

あっ…スヌーピーフリークの方もこれですかね（笑）