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相談事例:明治安田生命「ベストスタイル」/かんぽ生命「ながいきくん」 保険の見直しを検討(夫42歳/妻35歳)

公開日: : 最終更新日:2016/06/03 保険相談事例

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。

 

【質問】
保険の見直しを検討しています。

・夫婦二人、賃貸

・夫、会社員、42歳  

・妻、専業主婦、35歳(私)


夫保険

明治安田生命ベストスタイル、死亡保障2,500万、入院7,000円等(月13,000円くらい)

10年更新型の保険なので、将来保険料が高くなるのが心配。死亡保障が高すぎる。夫婦二人の時は500万くらい、子供ができれば1,000〜1,500万くらいが希望。収入保障付きの終身保険がよいのかなと思い始めています。
子供がいない間は収入保障はいりませんが。
主人に医療保険やガン保険が必要かわかりません。
本人は長年の不摂生で(喫煙や仕事で20年以上アジア各国にいた)長生きできないといっています。

FPなどに相談したところ、老後の資金を積み立てられて、死亡保障もあり、運用もできるソニー生命の変額終身保険や、米ドル建ての終身保険をすすめられました。それと医療保険も。
保険を使って老後の積み立てをやっていくか、どうかを迷っています。


妻保険

かんぽ生命のながいきくん(母が契約者で支払者)、死亡保障500万、入院7,500円、手術金有(月々12,000円くらい)

母ががんになり、がん家計なのでガン保険に入ったほうがよいか迷っています。

 

【回答】

夫保険:明治安田生命ベストスタイル、死亡保障2,500万、入院7000円等(月13,000円くらい)


大変申し訳ないのですが、こちらのベストスタイルという商品も含め、日本の大手生命保険会社の商品はデメリットを言い出したらキリがなく、メリットを探すのが難しい…という印象です。
 

10年更新型の保険なので、将来保険料が高くなるのが心配。

最初の10年後はまだしも、その後の10年後は驚くほど更に高くなります。これらの更新型商品がいかに非効率的かはこちらをご参照下さい。

*「定期特約付終身保険」を解約し、新契約を見直すテクニック

 

死亡保障が高すぎる。夫婦二人の時は500万くらい、子供ができれば1,000~1,500万くらいが希望。

◯◯さんご夫婦にとって、この保障額が高すぎるかどうかについては、もう少し情報がありませんと、正確にお答えできませんが、万が一ご主人が亡くなった際に、その後の人生をどのような生活を希望されるかによっても変わってきますね。一般的な必要保障額の考え方についてはこちらをご参照下さい。

*「必要保障額」ってどれくらい?

 

収入保障付きの終身保険がよいのかなと思い始めています。子供がいない間は収入保障はいりませんが。

割安な掛金で大きな死亡保障を得るには良い保険です。
おっしゃる通り、お子さんが出来てから加入を検討するという、「必要な保障を必要な分だけ加入」というお考えは非常に良いと思います。
収入保障付の終身保険でももちろん良いのですが、非喫煙者や健康な方への割引などが各社でありますので、終身保険と収入保障保険それぞれ別にして比較検討した方が良いですね。

*「収入保障保険」とは?

 
ただし、今販売している保険会社の予定利率は史上最低のもので、こうした低金利の時に終身保険や学資保険、個人年金などの貯蓄性の商品を長期契約をするのは得策ではありません。日本は今後、円安&インフレ(物価が上がってお金の価値が下がること)方向へシフトしようとしていますから、このような状況では金利のつかない日本円で持っておくだけで、資産が目減りしていることになります。仮にインフレ率を2%だとすると、20年後に約30%、30年後には45%以上増えていなければ実質元本割れです。

*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます

 

主人に医療保険やガン保険が必要かわかりません。母ががんになり、がん家計なのでガン保険に入ったほうがよいか迷っています。

医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品です。確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。
高額療養費制度や、お勤めの方でしたら福利厚生が充実している場合もありますのでそちらも含めて検討、ご確認下さい。

*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは

 
その上で、加入を検討されるのであれば10月2日にリニューアルしたオリックス生命の「新・Cure」などはバランス的には非常に良い商品かと思います。
女性であれば損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「新・健康のお守り」も割安で良いですね。

*10月2日リニューアル~オリックス生命 医療保険「新CURE」

 

FPなどに相談したところ、老後の資金を積み立てられて、死亡保障もあり、運用もできるソニー生命の変額終身保険や、米ドル建ての終身保険をすすめられました。それと医療保険も。保険を使って老後の積み立てをやっていくか、どうかを迷っています。

死亡保障のニーズも持ちながら、ある程度インフレに対応した商品という観点からは変額保険は適している商品です。
ただし、日本の変額保険では運用先の選択肢が8つ程度しかなく、更にこのソニー生命の変額終身保険「バリアブルライフ」は今年の8月からファンド規制により株式系での運用は全体の50%以下にしなければいけなくなり、オススメできるものではありません。

*8月からファンド規制・ソニー生命の変額終身保険「バリアブルライフ」

 
また、資産の一部を外貨で持つというのも良い考えですから米ドル建終身保険も悪い選択ではありませんね。特に、今月から販売になったジブラルタ生命の低解約返戻金型の米ドル建終身保険はバランス的にも良いと思います。

*10月2日販売開始~ジブラルタ生命「米国ドル建終身保険(低解約返戻金型 )」

 
しかしながら、こちらも保険であり、死亡保障の部分に大きくコストが回されています。つまり、「殖やす」という目的にはあまり多くは回されてはいないということです。老後資金を目的とするのであればインフレにも対応し、もっと殖やせるもので積立てられた方が良いと思います。
 
そして、ご相談された彼らFPは「彼らが販売できる」似たりよったりの日本の商品の中からだけ比較しているだけで、弊社のように海外の商品を含めて比較しているわけではないので、そのようなすすめ方をしています。
ですから、私が頂いた情報の中でお答えするのであれば
65歳位までは平準定期保険か、(お子さんがいなくても)収入保障保険で死亡保障を用意し、老後資金は海外積立年金で、殖やしていかれるのが良いと思います。

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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