学資保険の「育英年金・養育年金」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「育英年金・養育年金」についてお話したいと思います。
育英年金とは、保険会社によっては養育年金とも呼び、学資保険の契約期間中、保険契約者に死亡・高度障害など万が一のことがあった場合に、学資保険が満期になるまでの間、子供へ毎月年金が支払われるというものです。
この、年金が子供に支払われるということは子供に所得があることになり、年間の受け取り額から支払保険料を差し引いた額が38万円を超える場合は、健康保険の扶養家族から外れ、所得税や住民税を支払う課税対象になります。そうです、子供は親の扶養親族ではなくなり、扶養控除を受けられなくなります。
育英年金があるばかりに、自治体によっては母子家庭に対する児童手当が受けられなかったり、健康保険にも影響が出るケースも考えられます。
そもそも、育英年金の付いた学資保険は、その分保険料が高くなり、返戻率が低くなります。
親は育英年金に相当する死亡保障重視の生命保険に既に入っている場合も多く、二重に保険をかけてしまうことにもなり保険料が無駄になりますので、あえてこれで準備する必要はありません。
子供の将来のために、と思って入ったのに「こんなはずじゃなかった・・・」ということにもなりかねませんから、学資保険加入の際には検討をしていく必要があります。
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